水面に映る影は永遠へ続く


「土方さん!ちょ…、ストッ…、待って!」



「んだよ…。黙ってろ」



頭上から聞こえているだろう私の声が煩わしいのか、土方さんは苛立ったように見下ろして来た。



酔っているせいか黒い瞳は微かに潤み、熱っぽい。



赤らむ肌に、着物の隙間から見え隠れする胸板…。



うわっ、色気がヤバい。





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