逃げた花嫁 21世紀編

愛のシチュー

「ふぅ―疲れた。今日はあんな事があったから精神的に疲れた。」

右手で左肩をトントンと叩きながら電車に乗った。


席が空いてるから座って帰ろ~と。


「あれっ?!」


私の前に座ってる女子高校生はひょっとして国君の彼女?
名前はたしか…ちゃ―ちゃん!


「なんか様子が変じゃない?」


鞄を両手で抱きしめて身体が強張ってる様子

「痴漢にあったのかしら?」


一目のつく美少女だしね。


「久子さん。こんにちは えっと私のこと覚えてる?」


銀座のお店で一度遭っただけだから覚えてないよね。


ああ~目がウルウル仕出した。


「私は国君の親戚で…ちょっと!大丈夫?」

国君の名前出したら急に泣き出しちゃった。
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