逃げた花嫁 21世紀編
運転手の市川さんが竹君さんの車のドアを開けてくれた。


竹君さんが抱いてる私を助手席に座らせご丁寧にシートベルトまで締めてくれてる。


「あの―私、靴を履いてないんですが…。」


間接的に靴を履きたいことを竹君さんに訴えた。


「脚が痛くて履けないなら必要ないだろ。

俺の屋敷に着いたら抱いてやるから問題ない」


私を安心させるかのように私の頭を撫でる。竹君さんの運転で竹君さんの屋敷に向かった。


『屋敷に着いたら抱いてやるから…』て言い方はちょっと……。


やだっ…私たら…恥ずかしい…。


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