拒めない誘惑《TABOO「飲み会で…」》

煙草を買いにカンナが店を出て、すぐに連れこまれた小部屋。


「早くこうしたかった」


鍵を掛けて強引に私を抱きしめたアキラが、初めに吐いた台詞。

腰に手をまわし引き寄せられて、驚きと嫌悪を抱えたまま唇を奪われた。


「ミヤビッ…」


一瞬だけ離れた唇の隙間から気安く呼び捨てにされ、吸い付くような掌がタイトスカート越しにゆっくりと上る。

意味がわからない。
単に酔って欲情してるだけよ。

頭では思うのに、情熱的なキスに次第に翻弄されていく。

 
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