《俺様的》彼女の手なずけ方
「運命なんて、バカげてる。ナルはこの子に騙されてるのに気が付かないの!?

今回のことで証明されたじゃない!高級な時計を盗むような子よ!?絶対に、ナルの家の財産を狙ってる……きゃあっ!!」



取り乱す清香さんの腕を、ナルが強く掴んだ。




「それ以上言ったら……例えお前でも、殴るから。言っていいことと悪いことがあるだろ」



「そんなの、ナルに言われたくないっ!!」



「わかってる……そんなのわかってる。俺が今まで学園のヤツらにしてきたこと…この場で詫びたいよ。

こう思えるようになったのだって、コイツのおかげだから……」








そう言って、ナルはあたしをジッと見つめてくる。



「好きだ……誰がなんと言おうと、俺はコイツを手に入れたい」



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