空色縞瑪瑙
空色縞瑪瑙

第一話 空と海






第一話 空と海 角館 空




私がひなたと宙人出会ったのは、もう記憶にもないほど昔の話だ。


しかし、お互いに出会ったのはお母さんのお腹の中にいる時からずっと知り合いなのであった。


私たちは、もうすぐ17歳になる。



「もう今年で17かぁ。」


「そうだね、ひなた。あ、そういえば、宙人は元気?」


「元気よ。最近は太陽に勉強教えてるみたいだけど。」



ひなたと宙人は双子で、その二人の弟の太陽とも、私はとても仲がよかった。


家がおとなりなのだ。


宙人だけは別の高校へと進み、ひなたとは中学校、高校とずっと同じ学校で、いつも一緒にいた。


クラスが離れることは多い。

部活も違う。

それでも、私とひなたとの絆が切れることは絶対に無かった。






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