スタイリストに恋してます【完】
「で、最後に。」
「...なに??」
「先輩が怖いって言ってたけど、アタシ的には、あのBLUE CLOSETの社長である杉崎君の手を振り払うことのほうが恐ろしいと思うんだけど」
「あ...」
「確かに」
春まで...
「だって、その先輩と社長だと...やっぱ社長のほうが地位的には上じゃん??」
「まぁ...ね」
「なら、そんな先輩なんて無視して
杉崎君に愛想よくすればいいじゃん」
「うん...」
「うちは、よくわかんないけど...事務所的にもそのほうがいいんじゃない??」
確かに...
冷静な梓
さっきは頭いっぱいで全然考えてなかった