しいと星屑




<君がいるから私は輝けたんだよ>



本の中の台詞に、こんな言葉があった


死んでしまった、彼へのメッセージだった


この人がとても羨ましく思う

輝いた方もそうだけど、
何より人を輝かせる事が出来たのだ

愛する人が輝いたのだから


愛する人を幸せに出来たのだから。



私は誰かを輝かせる事が出来る?


少しも輝いていない私は、
誰かを輝かせる事が出来る?


今まで考えた事のない事を想像してみた

好きな人と、
他和いも無い話で盛り上がったり


ケンカして、
でもまたすぐに仲直りしたりして


皆きっと、そういう事に憧れて
恋をしているんだろう


そう思うと、自分が悔しくなった



こんな内気な性格の自分が、
悔しくなった



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