゜。秘密の極道彼氏 。°






「もうっ、馬鹿ササ!!!」





不意打ちに思わず真っ赤になってしまう。




ちょっと頬を膨らませて睨むと。




「ん?何、もう一回?」



「い、いってねぇーもん!!」




と私は反抗しているのに。




ササはだんだんと顔を近づけてくる。




こ、このやろーっ!




私が拳骨を落とそうと手を振り上げると――





≪ピピピピピピピピピピピ≫




一定の音程で、一定のリズムの着信音。



多分ササのだろう。










< 187 / 307 >

この作品をシェア

pagetop