REALLY



「ホンマにええんかいな?」

「いいんだよ、もうココに来ることもないだろうしね。…第一、君が家を壊したせいでこうなったんだろ?」

「うっ……そ、そやけど…」

「だろ?だからもう用済みなんだ」

「やからって家燃やさんでもええんとちゃう?あんさんの力でまた建て直せる思うし……」

「ならココで住もうか?その時は君も一緒だからね。なんせ契約で離れられなくなってしまったんだから」

「や、勘弁してくれや」


顔の前で両手を合わせる鶴嫁怪。「だろ?」と主人も苦笑する。

そして手にもっていた松明を崩壊した家へと投げ入れる。すぐさま燃え広がる光景を目に焼き付けながら、主人は草原に身を倒す。



「……ところで、君の目的は達成できたのかい?鶴」

「……【鶴】や呼ぶな言うたやないの。ま、ええわ。……そうやなぁ、目的は達成できひんかったけど、いいもん手に入れられたわ」

「へぇ、それは私のことかい?」

「そやで、……おっと、そろそろ時間のようやわぁ。ほら、行くでぇ

_______【カルハ】。」

「あぁ、そうだな。…御主人様(笑)」

「おまっ、(笑)てなんやっ、(笑)て!」

「いやぁ、折角契約を結んだのだからそういう呼び名の方がいいかと思ってね」

「嫌やわそんなんっ、気色悪いっちゅーねんっ。そんなんやったら【鶴】て呼ばれた方がええわ!」

「そうか?……ならそうしようか。…鶴」

「おう、カルハ」

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