夜空に花火
「ん?何食べるん?」

ナナコはそう言って私の視線の先を見る。

「焼きそばね~♪いこ♪」

今度はナナコがそう言って私の腕を引っ張った。

「いらっしゃい!」

元気なお兄ちゃんの声が響く。
今まさに想像したのと同じ声だ。
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