あの夏の永遠~二度と会えない君へ~

甘い生活

「今日はレポートしあげなくちゃいけないんだ。
でも江梨ちゃんは寝ていていいからね。」

そう言っていたヒロが1枚程度書いたきり、寝てしまった。

そこでヒロの留守中に、いつも六法全書を読みあさっていた江梨が、朝までかけてレポートを書き目覚めたヒロが仕上げた。

「ねぇ……いいでしょ」

甘えてねだってきたヒロに、

『仕方ないわね……。ご褒美よ』

と、江梨はキスを受け入れ、窓の向かいは山の斜面で人目もないから、カーテンも閉めずに机にもたれヒロと愛しあった。

こうしてヒロは、次々と卒業の為のテストも全部クリアした。

『おめでとう!ヒロちゃん!』

そしてヒロの就職活動が江梨の部屋を拠点として始まった。



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