明日もいつも通りに、会いましょう。
その聞こえた声に、
ふと手が止まる。
ちょっと、
待て。
さっき窓のほう見たよね?
確認したよね?
でも誰もいなかったよね?
……。
ってことは気のせいだよね?
今、聞こえたのは幻聴だよね。
「気のせいじゃないよ。
なに、やってんの?」
「ぎゃああああああ!!」
びっくりしてのけぞり慌てて部室のドアのほうまで逃げる。
なに?
だれ?
ユーレイとか?
私はドアの影からそっと部室の中を伺う。