アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
薫「メイクは薄めにするね」
「はーい」
ありすは口元だけで笑う。
目を瞑っているため、薫子がどのような表情をしているのか分からないですが、
声の調子から薫子も笑っているのだと察したのです。
薫「はい、できたよ」
「ありがとう」
あまり時間もかかることなく、メイクは終わった。
それは薫子が慣れているからなのでしょう。
ありすは薫子が差し出してきた鏡を覗き込んだ。