【完】とろける☆かぼちゃプリン


 「あっ――――!!」



 星くんが着信を切ったのと同時に私は近々…ピアノリサイタルが披露されるのを思い出した。



 「なんだよ――――!!

 いきなりデカイ声して――――――!!!」



 面食らった星くんの前にズズイ…と立ちはだかり肩を強く掴み困惑した私は体を 強く揺らした。



 「甲原なんていってた?」



 半泣き状態で星くんの体を揺らし星くんは驚いて私の体を力を込めて引き離した。




 「何すんだよっ!!!

 突然っ!!!


 知らないよ!!

 なんかピアノの楽譜をピアノの講師が渡していったって言づてを預かったって言ってたよ!!」



 眉をしかめつつ乱れたつかまれた肩を撫でつつ答えた。





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