【完】とろける☆かぼちゃプリン
皐月は「任せて!!」と可愛らしい笑みを浮かべたそんなあいつに…一瞬気を取られた。
――女なんか興味ない……。
剣道だけが俺の生き甲斐で…幼い時からずっと学校以外…女なんかとつるむ事もなくひたすら家と稽古場を行き来してたそんな俺なんかを好きだと言ってくれた奴もいたけど…剣道の道を究めたかった俺は正直…女と付き合いたいとか恋愛とかそんなモノには全く興味が持てなかった。
次の剣道の試合に勝ち…そして腕をあげて道場を継ぎたい。
そんな俺にお祖父様はいつだって水を指すように…俺にはかけてるモノがあるといい…それだけはどんなに頼みこんでも教えてもらえなかった。