【完】とろける☆かぼちゃプリン


「宜しいんですか?」


離れていく二人の後姿を見送り複雑な気持ちで見送り首を縦に頷いた。


「―― 一緒にはいきたいけど…………私には星くんを信じる事しか今はできないから……。」


「そうですか……。分かりました。
では、ひとまず行ってまいります。」


顔色さえ変ず踵を返し甲原は星くん達の後を追いかけて道場から去るのを複雑な気持ちで見送った。

突然のお祖父様の帰国……心配なわけじゃないけど、そんな私に気をもませないよう今一番穏やかじゃない心中なのは星くんなのに……それたでも背を向けずにいてくれた彼の勇気を見守りながら心が揺れる自分に複雑なまま見送ったのだった。








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