【完】とろける☆かぼちゃプリン


お互いの体を離してお互いの手を握りあいゆっくり道場にむかう道を歩いた。

ヨウちゃんのこと…梓さんのこと皐月とお祖父様のこと…受験のことまだまだ何一つ解決できているわけではないけどこれから先だって皐月と一緒にいたい。


自然と沸き上がってくり気持ちに俺は皐月の手を強くにぎりしめた。


この手が放れてしまわないように……祈りよりも強い願いをこめてこれから訪れる数々の難関や困難にあってもこの手を放す事がないよう祈りよりも強い願いを込めて雲でかくされた月あかりをたよりに二人で薄暗い道を進んだ…。
ただ、皐月がどんな顔しているのかこのときよく知りもせずただ自分の気持ちを突っ張らせた。
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