アタシは見てしまった。
一星はあたしの足に手を入れ
持ち上げた。
「って、いう事だから。
今度したら、分かるよね?」
女好きな光汰が女の子に
怒ってるなんて珍しかった。
一星に抱きかかえられてる間、
あたしはずっと泣いていた。
涙が溢れる度に一星が
制服の裾で拭いてくれた。
「ーーーよし、
後は頼むね、幼なじみくん。」
ヒラヒラと手を泳がせて
光汰は去っていった。
一星は光汰に返事をし
あたしを持ち上げたまま
保健室へと向かった。