アタシは見てしまった。
おかげで男子が好きそうな
女子がメイド、男子が執事の格好で
喫茶店をするという
なんともありきたりな設定になった。
一星は珍しく一言も話さず
ただ黒板にみんなの意見を
書くだけだった。
最初から最後まで
グダグダのまま終わり
あっという間に放課後になった。
「一星、帰ろ。」
帰る準備をしてる一星の真上に
顔を近づけた。
「ん。」
一星は軽い返事をして
無意識なのかあたしの手と
一星の手を絡めた。