アタシは見てしまった。
「奈々。」
振り返ると一星がもう部屋に入ってて
オレンジジュースが入った
グラスを前に出していた。
「…………_ありがと。」
受け取って一口飲むと
一星と自然と目が合った。
「……_奈々…さ、」
すぐにあたしは
目を逸らしてしまったけど
一星は多分ずっとあたしを見ていた。
………いや、絶対。
それくらい熱い視線が伝わった。
「何?」
一星に目を向けられないまま
下を向いて話を進めた。