【完】素直になれよ。
「ねぇ…ほんとに織川くんなの?」
半泣きの女子が
声を振り絞って俺に問いかけた。
「…残念だけど……俺は織川結斗だ。」
「……っ」
"最低だね"
そんな視線が周りから突き刺さる。
俺は席を立ち上がって
クラスメイトのいる教室を出て行った。
自分から周りのイメージの形にハマっといて
ほんと、最低だよな…俺。
久留米は…あいつは……
なにもしていないのに
悪い噂を流されて、ろくでもないイメージの形にハマっている。
…俺とは、真逆だったんだな。