【完】素直になれよ。
私の声は、廊下の先まで虚しく響き渡った。
大体......
なんであんたに
織川の事をどうこう言われなきゃならないの?
あんたに織川のなにがわかんのよ...。
「じゃあ、俺についてきなよ。」
「......は?」
「俺が言ってることが本当だって、思い知らせてやるから。」
いきなり口調の変わった東堂渉に、私の身体は微かに震えた。
そんなことをお構いなしで
東堂渉は私の手首を掴んで廊下を歩いて行く。
ポスターを掴んでいた手は力をなくして、
その場には数枚のポスターだけが地面に残された。