【完】素直になれよ。
…もし相手が織川だったら、私、どうなっちゃってたんだろ。
織川と…ファーストキス、したかった…な。
……って私なに考えてんの。
「衿華、顔真っ赤だよ?どうした?」
「なっ、なんでもないっ!」
どうしよ…。
織川とのキスを想像するだけで身体が火照ってしまう。
私は冷たい水の入ったグラスを、熱くなった頬に当てた。
「なに?もしかして、あの…織川くんとのキスでも想像してた?」
「……へ?」
私の様子を見てズバリと言い当ててくる紗希の言葉に、
思わずすっとんきょーな声を出してしまった。