【完】素直になれよ。




「んじゃっ、お邪魔ものは退散しま〜す」


「じゃ……邪魔者って…。」



衿華また照れてるし。

親友なのに、衿華のそーゆーところ…私全然知らなかったな…。



ちょっと織川くんに妬いちゃうかも。




「気を付けて帰れよ」


その彼は照れた衿華の頭をポンポンと撫でながら私に言った。


あらあら。


本当にお邪魔みたい。




「ありがとう。じゃねっ!」




ヒラヒラと手をふって二人の前を通り過ぎた。




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