私はしがない執事です



「……やれやれ。仕方ないですね」




勝った!


一体何にかは分からないが、その時私は何故かそんな気分だった。





と、思ったのも束の間。





「私も全裸で対抗するしかないですね…」




右手に幼女姫様全裸
左手に成人男性全裸




想像してみた。


私の人生が終わる!
こんな人と一緒にされるなんて冗談じゃない。


しかも何故か今すぐ脱ごうとしている2人。


お嬢様はドレスチャックを
執事様は上着のボタンを




「止めなさい!!」




私はスリッパで頭を思いっきり叩かせていただいた。


山奥とは言え、庭ではなく屋敷の中に戻ってきてて良かった…
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