Loveless
戻ると内勤に話しかけられた。


「凌さん、7番テーブルなんですが……」


「何だ?」


「伝票に五万円挟まってたんですけど……、7番って凌さん持ちでしたよね?」


それはきっとオレが聖良さんちに置いていった五万円だろう。


返さなくったっていいのにそういう律儀な所が聖良さんらしかった。


伝票を開くと五万円と共にメモが挟んであった。


それには「お金返すね」という文字と共に可愛いパンダの絵が描いてあった。
< 121 / 240 >

この作品をシェア

pagetop