Loveless
とりあえず喉が渇いたので枕元のスポーツ飲料を飲んでいると、


「目が覚めた?」


と見知らぬ女がやってきた。


ああ、そうえいば昨日ヤクザに殴られてボロボロだったオレをこの人が助けてくれたんだっけ?


思い出した。


「昨日よりはマシになったけど、まだヒドいね。顔洗える?」


オレはこくんと頷くとなんとか起き上がって洗面所に向かった。


昨日は一人で歩けなかったけど、今日はどうにか歩けるようだ。
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