Loveless
見ず知らずのオレにここまでしてくれるのは、やはり同じ施設で育ったからだろうか?


それにしても親切だと思う。


お言葉に甘えてゆっくりさせてもらうことにして、まずはオーナーに電話をかけた。


5コール目でオーナーが出た。


「早い時間にすいません。凌です」


「凌か?昨日は大丈夫だったのか!?」


「……知ってたんですか?」


「ああ、透に聞いてな。だが揉め事に巻き込まれたくなかったから助けられなかったんだ。スマンな……」
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