Loveless
「あ、ヤベ。充電無くなりそう」


見ると電池の残量が残り10%になっていた。


「充電器無いかな…」


あたりをキョロキョロすると、ベッド脇のチェストの上に置いてあった。


どうやら同じ機種らしい。


何気なく見回すと写真立てが飾ってあった。


そこには初老の夫婦と聖良さんが並んで写っていた。


きっとこの人達が聖良さんの養父母だろう。
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