Loveless
イタリアンに着いた私達はピザとペスカトーレを食べた。


「ねぇ、パンダ君と一緒に暮らして何も無かったの?」


「えっ」


「男と女が一つ屋根の下にいて何も無いなんてありえる?」


真美が白ワインをくるくる回しながら言った。


「無いよ、なんにも……」


私は俯いて答えた。


「ホントに?怪しいな~」
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