余命1年の姫











席について、喋りながら、ご飯を食べた。






「うっ……っぁ…はぁはぁ…」





発作が出たっ。




「ごっめん…先戻る。」





「う、うん」





あたしは、早く教室に戻って薬を飲みたいから医者からの忠告を忘れていた。



『走るのをやめましょう。走ったら命を自ら捨てるのと同じですよ』と。





それでも走った。




そしたら足がふらついて倒れた。





意識が遠くなって途切れた。










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