余命1年の姫



架鈴side














「ま…ぶし……。」





あたしは、上半身をゆっくりと起こした





ガラッ





「あ、佑兄ーユウニイー」










「起きたか。走ったな?」





佑兄こと



相澤 佑

あたしの兄&担当医










「ぃぇ…決して走って居ません。」










「走ったよなぁ(ニタァ
じゃぁ死ぬまで病院暮らしが良いのかな

嫌なら走ったか言えよ?」





敗けです





「走りました。」















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