余命1年の姫










それからは、みんな感情がなくなったように、笑わなくなった。





翔太は、自分を攻め、未来は、写真を眺める。写真は、もう涙でぐちゃぐちゃだ。





ガラ





架鈴の病室からお兄さんが出てきた。





「君たち。架鈴にあっていいよ。」





いきなり声をかけられビクッとしたが、架鈴に会えるなら会いたい。





ドアを開けると、機械に繋げれた、架鈴がいた。





肌は青白く、動かない。





ただ、肌は暖かい。





それだけで生きてるって思えた。










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