余命1年の姫










ここはー…、病院か…。





あのあと…翔太の怒った声が聞こえて、意識が飛んだんだ。





翔太に嫌われたかな… 。





ガラ






「架鈴大丈夫?」





「起きたんだ。」





翔太…。あたしは、すぐに翔太がら目線を外した。





「あたしたちは、出ましょ?」





「あぁ…。」





南の気配りで、みんな病室を出た。





今は翔太と二人きり。






重い沈黙が、流れる。











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