余命1年の姫



翔太side















相澤が自殺しようとしたのを、“あの”男
が止めた。
恋人に見えるんだが…。





「あの、相澤の彼氏ですか?」





と相澤を抱き締めてる男に言う。





「え?違うよ。架鈴の兄貴。」





兄貴…。





よかった。





「安!今すぐ架鈴を病院に連れてって」





「あぁ…。」





「えーっとじゃぁ君たち!教室戻ってて
いつもの病院だから」





そういうと、相澤の兄貴たちは、相澤を
抱えて出ていった。







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