ありがとう。言えるかな
第十四章  もう終わりかな
もうバイトをして三ヶ月が過ぎた、とある冬の事

ダイから連絡がきた

『どうバイトは続いてる?』

『あー頑張ってるよ』

『そっかならよかった』

そして俺は悟った、キヨの話だと

『急にどうした?』

『キヨがまた送ってだって』

やはりそうだった

『まあいいよ』

そう言っていつかと同じように、キヨと会う事になった。

だけどその日は普通に送って終ったのだ

変わらずバイトの日々を送っていたら一通のメールが届いた

『今日も送ってくれない?』

キヨからだった…

俺は驚きを隠せないでいた、ダイ経由ではなく直接俺にメールがきたからだ。

『あー今日はバイトないからいいよ』

『ありがと、じゃあまた連絡するね』

『あいよ』

二人で会うなんて何年振りだろうか、ドキドキと言うかなんて言っていいかわからない感情で複雑だった。

最近は昔ほどキヨだけではなく、誰かと付き合おうかなって思っていたから

もしここで会ったら…全てがキヨになる事がわかっていたから。

もう辛い思いはしたくなったのだが、会う事を決断していた。

そして時間が近づいてきたので俺は車に乗り迎えに行った

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