おひさま、
おとうさん





「みなっ、みな!オイお前そのガムひとつオレにやれよ」


「なんであたしがはるにあげなきゃいけないの。もう自分の分食べたんでしょ」


「ちっ、使えねー妹だなオイ」


「はる、その言葉遣い直した方がいいよ。どっかのやんきーみたい」


「うるせーな、お前こそその棒読みやめろや」



そう言って自分の妹を睨みつけるオレ

だけど妹のみなは、そんなオレを下から睨み上げた


相変わらず目つきわりーなこいつ
こっえー
人殺せるんじゃねーの?
と、オレは心の中でビビりながらも負けじとみなを睨み続けた



みなの真っ赤なランドセルは、夕陽に照らされて眩しい




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