黒猫が懐くまで。
「さっ、さっきぶりデスね。」
なんで、王子様的存在の人がスーパーにいるの。
「クスッ。…ねぇ、高木さんの家ってここの近くなの?」
「さぁ、どうでしょう。」
この人、さりげなく個人情報聞いてきたんですけど。
「クスッ。強気だね、高木さんは。」
あぁもう。
この人めんどくさい。
よしっ。いい事思いついた!
「さようなら。」
そして………………………。
猛ダッシュ‼
「あっ、高木さんっ⁉」