最高の偽装lovers
「女ってよくわからない生き物だよな?」

資料に目を通しながら、

ボソッと呟いたオレに、

大木は目を丸くする・・・

・・・

「・・・あ。

今のは聞かなかったことにしてくれ」

頭を掻きながら

笑ったオレは、仕事に集中しようと

資料に目を通し始めた。


・・・が、



「仕事の事より、

その女性の事を考える程、

愛してらっしゃるのですね?」



「・・・・」



「人妻ですか?」



「は?!・・・そんなわけないだろ?」


とんでもない質問に、

慌てて否定した・・・




「じゃあ、何も問題はないではないですか?」


「…どういう意味だ?」
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