最高の偽装lovers
「この間の土地の件なんですけど」


「ああ・・・

穂波は何も気にしなくていい。

今、相談にのってもらってるから」


「そう言った事に詳しい人が、

助けてくれると言ってくれてるんです」


・・・

私の言葉に、

少し驚き気味の浩輔。


「もしよろしかったら、

契約書をその人に見せたいんですが、

どうですか?」


「・・・その人って誰?」


「…私の母・・・です」

「・・・え?!」

・・・

そう。

私の母は、弁護士をしてる。

家出は呑気な主婦に見えるが、

一歩外に出ると、どんな事件も解決する、

凄腕弁護士だったりする・・・


「・・・どうでしょう?」


「いや、それはありがたいが・・・」
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