最高の偽装lovers
私は顔が見られないように、

浩輔の胸に顔を埋めた。

・・・

今の私の顔は、

きっと…ヤバい。

・・・

「ちょっと緊張していたのか、

顔色がすぐれないようなので、

日を改めて、食事をしましょう。

その時は、こちらから、連絡しますから。

仕事の都合もありますから」

・・・

浩輔の言葉に、

両親は頷いた。

・・・

それを確認した浩輔は、

私の体を支えるように、

部屋を出ていった。

・・・

そして、

車に私を乗せると、

自分は運転席へ・・・

・・・

テンパったままの私は、

呼吸が乱れていた。

「穂波」

浩輔の言葉に、返事をしない私。
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