最高の偽装lovers
「穂波を泣かせたのは、貴方ですか?」

・・・

それだけ言った凌也は、

私の手を引き、

浩輔の横を通り過ぎようとした。

・・・

浩輔は、私を行かせまいと、

空いてる手を掴んだ。

・・・

「穂波」


「…私の気持ち知ってて・・・」


「…気持ち?」


「・・・知ってるくせに、

浩輔のウソつき」


・・・

私は浩輔と目を合わせることなく、

凌也に引っ張られ、

店を後にした。

・・・

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