太陽と光



―――――…。











落ち着いてきて、ようやく風間から言葉が出た。




「新山って、俺の予想だと あまり人を信じてないみたいだね…」







ごもっともです…。







「新山にお願いなんだけど、俺を信じて…?」









無理――――…。
そんな勇気、私には 持てない。




怖い。






頭を横に振った。




「今日、初めて会って 数時間しか喋れてないのに、なんだか俺は、新山が気に入ったんだーっ」






そう言って、向日葵みたいな 眩しい笑顔をしていた。








…この人なら――――――








「…時間」



「ん?」



「時間…、をください……っ」






こんなに素直で、前向きな人で、私を変な目で見ない人は、初めて。





信じてみようかな。


< 11 / 75 >

この作品をシェア

pagetop