私の婚約者は特殊捜査官
「うるさい、黙れ!」

?!

・・・

隆弘は私を突き飛ばした。

・・・

秀は慌てて私を起こしにかかる。

・・・

それを見た隆弘は、

クスクスと笑う・・・

「秀が死ねば、もう違う男に

乗り換えたんですか?」


「なっ!!」

・・・

橋本彬が、まさか秀だと知らない隆弘。

・・・

でも、そんな事を言われるなんて心外。

私は反論しようとしたが、

秀がそれを目で止めた。

・・・

私は下唇をかむ・・・

そうだ、ここで、

秀が生きてたなんて言ったら、

隆弘は狂ってしまって、

何をしでかすかわかったもんじゃない。

・・・

「…橋本、

琴美をそこに座らせないさい」


「・・・はい」
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