私の婚約者は特殊捜査官

秀side

食事を受け取り、

部屋に戻ったオレは愕然とした。

・・・

そこに座っているのは

琴美じゃなかった。

・・・

「…隆弘様。

ここにいた人はどこへ?」

オレの質問に、満面の笑みを見せた隆弘。

・・・

イヤな予感がした。

・・・

「琴美なら、

こことは違う場所に行きましたよ」


「なぜ、それを知らせてくれなかったのですか?

こうやって食事まで貰ってきたのに」


「・・すみません。

準備が思ったより早く出来まして」


「・・・なんのです?」

「君もわかるでしょう、そこまで言えば」

「・・・」



「わからない?

死のカウントダウンが始まりました」

「…相馬」
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