私の婚約者は特殊捜査官
・・・

オレは応急手当てをしながら、

理子に告げた。

「もう喋らない方がいい・・

今はこんな手当しかできないから、

血の量が・・・」

・・・

それを言っても理子は首を振った。

・・・

「もう・・いいんです・・

琴美さん・・貴女を・・守れた。

それ・・に、貴方の命も・・・」

・・・

そう言って手を差し伸べたのは、

隆弘の顔・・・

・・・

「バカなこと言うな・・・

犯罪者を守る警官がどこにいる?」

そう言った隆弘は、

目が揺れていた。

・・

「私の・・事、

いつ‥から?」


「お前が来てすぐの頃、

捜査官だとわかった」

「・・それなのに?」
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