私の婚約者は特殊捜査官
真っ赤になった私を見て、

秀は微笑む。

「冗談に決まってるだろ?

凄くキレイだよ・・・

誰にも見せたくないな」

・・・

「もう!秀ってば」

私は軽く、

秀の肩を叩いた。

・・・

「…琴美」

「なあに?」


「本当にさきに行ってもいいのか?

お父さんにも教会の前で待ってもらってるのに」


「大丈夫」

「でも、杖をついて歩くのは、

そのドレスじゃ歩きにくいだろ?」


「平気だってば。

少し、一人で歩きたいの・・・


ね?…お願い。」

私の言葉に仕方ないな

と言った表情を見せた秀。
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