私の婚約者は特殊捜査官
・・・・?!!

理子に促され、

警察署の方に目をやると、

私も理子も、言葉を失った・・・


・・・


警察署が・・・火事?!


「隆弘様・・・」


理子の声が震えている・・・


『琴美の大事な人たちは、

今頃火の中かな?』

そう言った隆弘は、

かすかに笑っていた。

・・・

私はその場に座り込み、

理子も持っていた携帯を、

道路に落とした・・・

・・・

私の大切な人たちは、

次々にいなくなる・・・

私に残された物は・・・

もう・・・
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