先生と内緒のキス



ガシッ……!!



「っ!」



誰かに腕を掴まれた。
振り返るとそこには……。



「えっ……」



「―――奈緒美」



「せ……せんせ、い……?」



なんで?
なんで先生がここに?



「―――奈緒美、アイツと結婚するのか?」



「……え?」



「―――アイツと結婚するな。俺のモノになれよ、奈緒美」



「えっ……なん……」



わたしの唇は、言葉を発することができなかった。
―――わたしの唇は、先の唇に塞がれていたから。



「……んっ」



ねぇ、なんで先生……?
なんでキスなんかするの……?



「せん、せ……」



「―――俺はずっと、奈緒美のことが好きだった」



「えっ……?」



「―――だから今だけは、俺のモノになってくれ」



わたしはその言葉に、小さく頷き、先生の甘いキスの雨に酔いしれていた……。



«完結»



< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

【新作】婚約破棄したら意地悪悪魔に目を付けられました!?(仮)

総文字数/13,865

恋愛(ラブコメ)24ページ

第2回ベリーズ文庫デビュー応援コンテストエントリー中
表紙を見る
【完結】婚約破棄を望んだのに、なぜか愛で埋め尽くされそうです!

総文字数/31,731

恋愛(純愛)60ページ

第1回ベリーズ文庫デビュー応援コンテストエントリー中
表紙を見る
【完結】先生、私と愛のために結婚して。

総文字数/25,325

恋愛(純愛)45ページ

第1回ベリーズ文庫デビュー応援コンテストエントリー中
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop